ガイド第2章:ヘンプ成分について

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    第2章では、ヘンプ成分について説明していきます。成分を知ることは、成分表を正しく読むために必要な知識であり、自分に合ったCBD製品を見つけるための手助けにもなります。科学的な成分名で読むのが少し億劫になるかもしれませんが、CBDの成分分析表等と見比べながら、読むと興味が持てると思いますので、試してみてください。

    ■CBDとヘンプにまつわる言葉について
    CBDとはカンナビジオール(Cannabidiol)のことで、カンナビスに含まれる生理活性分子、カンナビノイド(Cannabinoids)の1つです。また、カンナビスにまつわる言葉は、アルファベット3文字で表すことが通例です。カンナビジオールはCBD、テトラヒドロカンナビノール(Tetrahydrocannabinol)はTHC、カンナビゲロール(Cannabigerol)はCBG、カンナビノール(Cannabinol)はCBNのように表記されます。THCは、マリファナに多く含まれている成分で気分をハイにさせる作用があり、カンナビノイド類の中で最も有名です。他のカンナビノイドについても、後で一部だけ説明します。

    ■カンナビノイドについて
    カンナビノイドはすべてのカンナビスから生産される活性化合物です。これらはカンナビスの利点のほとんどを占めています。カンナビスに含まれるカンナビノイドは、学術的にはフィトカンナビノイド(Phytocannabinoids)と呼ばれています。フィトカンナビノイドは、エンドカンナビノイド(Endocannabinoids)の唯一の天然類似体です。

    ● フィトカンナビノイド—植物から生産されるカンナビノイド
    ● エンドカンナビノイド—ヒトや他の哺乳類から自然に生産されるカンナビノイド

    ■エンドカンナビノイドについて
    人間の体内で自然に生産されるエンドカンナビノイドは、シグナル伝達分子で、フィトカンナビノイドの受容体として知られています。一般的にCBD等のカンナビノイドはこのエンドカンナビノイドを通して、人間に作用すると考えられています。

    ■一般的なカンナビノイドの一覧について
    ヘンプに含まれる一般的なカンナビノイドと、それらの考えられる作用を一覧で紹介します。

     デルタ-9テトラヒドロカンナビノール(THC)—カンナビノイド内で1番有名な活性化合物
     カンナビジオール(CBD)— カンナビノイド内で2番目に有名な活性化合物。痛みや不安を和らげるなどの作用があり、気分をハイにしません。
     カンナビクロメン(CBC)— カンナビノイド内で3番目に有名な活性化合物。リフレッシュ作用や身体の支柱となる機能をサポートしており、CBDと同様の性質を持っていると考えられている。
     カンナビノール(CBN)—身体の支柱となる機能と快適な睡眠タイムをサポートしている
    カンナビゲロール(CBG)—リフレッシュ作用や身体の支柱となる機能をサポートしており、CBDと同様の性質を持っていると考えられている。
    テトラヒドロカンナビバリン(THCv)—食欲抑制、発作とけいれんを減らす作用がある
    カンナビバリン (CBDv)—CBDと同様の作用がある

    ■テルペンについて
    テルペンは、カンナビスをはじめとする多くの植物が生産する揮発性炭化水素化合物の一種です。その中でもカンナビスは最もテルペンの濃度が高い植物として知られています。テルペンは室温では蒸発しやすく、私たちの鼻はテルペンに非常に敏感に反応します。

    自然界では、テルペンは害虫をよけるための忌避剤や花粉媒介者や種子散布者の誘引剤としても使用されています。テルペン分子はどれもよく似ていますが、それぞれに独特の香りと風味があり、さまざまなテルペンの組み合わせがヘンプの独特な香りを作っています。

    また、テルペンは私たちのからだにも大きな影響を及ぼすことがあります。実際、何千年もの間、アロマセラピーの作用があることから、利用されてきました。例えば、柑橘類の香りは主にリモネンとピネンの組み合わせによって生産されますが、どちらも気分を高揚させると考えられています。

    いくつかの一般的なテルペンは、リナロール、ミルセン、カリオフィレン、リモネン、テルピノレン、シトロネロールおよびカンフェンが含まれます。これらのテルペンやその他のテルペンの使用法はさまざまですが、身体の支柱となる機能やリフレッシュ作用、全体的な健康をサポートするための使用方法があります。

    ヘンプでは、植物の雌花の中に最高濃度のテルペンが生産されています。テルペンはカンナビノイド受容体にも作用し、カンナビノイドの作用を変えることが知られています。

    ■アントラージュ効果について
    全体的な作用という点では、テルペンはカンナビノイドほど強い影響力はありませんが、テルペンもヘンプの貴重な成分です。カンナビノイドとテルペンの豊富な組み合わせによって個々の成分の合計より大きな作用をもたらすことをアントラージュ効果(相乗作用)と呼びます。CBDオイル摂取時にも、CBDとテルペンを一緒に摂取すると、個々の成分の合計より大きな作用をもたらすと考えられています。